HPVワクチンのキャッチアップ接種について
- 2024年9月4日
- 医療
多くの女性はヒトパピローマウイルス(HPV)に一生に一度は感染すると言われています。子宮頸がんは、HPV感染が原因で生じるがんで、20~30歳代の女性では第1位のがんです。毎年約11,000人が発症し、約3,000人の女性が亡くなっています。HPVワクチンは、子宮頸がんの発症を50~90%予防できることがわかっています。
HPVワクチンは小学6年~高校1年の女性が定期接種の対象ですが、平成9年4月2日~平成19年4月1日の間に生まれた女性はキャッチアップ接種として公費で接種することができます。このキャッチアップ接種の公費助成が令和7年3月末で終了します。令和6年9月末日までに接種を開始しないと、最終接種を公費(無料)で受けることができなくなります。当院ではHPVワクチンの定期接種だけでなく、キャッチアップ接種も行っています。まだお済みでない方はぜひ接種を検討してください。