マイコプラズマ感染症について|はたなか赤ちゃんこどもクリニック|狭山市富士見の小児科

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マイコプラズマ感染症について|はたなか赤ちゃんこどもクリニック|狭山市富士見の小児科

マイコプラズマ感染症について

久しぶりに投稿します。

狭山市周辺では昨年後半も流行しましたが、現在、マイコプラズマ感染症が流行しています。

マイコプラズマ感染症は幼児から中学生までの小児期に多いという特徴があります。

症状は発熱、咳、倦怠感(だるさ)、頭痛などです。

マイコプラズマ感染症のお子さんたちは、

 

高熱がつづくわりにインフルエンザのようにぐったりはしない

咳は最初目立たず、徐々に強くなっていく

 

という特徴があるなと感じています。

当院ではマイコプラズマ感染症の診断は「迅速抗原キット」で行っています。

のどの奥を綿棒でぬぐって検体を採取するのですが、のどを強くこする必要があります。(少しつらい検査です)

15分程度で結果が出ます。

治療は抗菌薬の内服を行います。マクロライド系の抗菌薬(クラリスロマイシンなど)を使用します。

近年、マクロライド系抗菌薬が効きづらいマイコプラズマが問題になっているのですが、クリニックでマイコプラズマ感染症のお子さんたちをみていて、ほとんどの場合マクロライド系抗菌薬で問題なく治療できています。

熱が下がることが大切なのですが、マイコプラズマ感染症では解熱した後も咳が長引くことが多いです。

高熱が続いて、咳が徐々に強くなる場合、マイコプラズマの可能性も考えなければなりませんので、ぜひご相談ください。

 

 

 

気球のイラスト